伝統ある鹿島神宮を参拝しました

2022年12月6日、校外活動の一環として、鹿島神宮(かしまじんぐう)を訪れました。古文書では神武(じんむ)天皇元年(紀元前660年)の創建と伝えられる伝統ある神社です。

学生たちは前々日に日本語能力試験(JLPT)の受験を終えたばかりで、すがすがしい気分で境内(けいだい)を散策しました。

少し寒かったのですが、皆、今年を締めくくり、明年への決意を込めて参拝(さんぱい)しました。

ところで、「神社に参拝する」と「神社を参拝する」の違いは何でしょうか。日本語の用例としては、どちらも正しいとされています。

「参拝」は「参って拝する」すなわち、「行って、拝む(おがむ)」ことです。「拝む」は敬意を示したり、祈ったりすることです。行く場所と拝む対象を示した後、「~に参拝する」か「~を参拝する」という表現になります。

あくまで私見ですが、「神社に参拝する」と言えば、神社に行って、そして拝むという感じがします。一方、「神社を参拝する」と言えば、拝むために神社へ行くという印象です。

また、「神社に参拝する」には、神社に向き合って自身の祈りをささげる雰囲気(ふんいき)があり、「神社を参拝する」と言うとき、神社全体を自身の心に受け止め、祈りを込める姿勢が思い起こされます。